シェルがひび割れてしまいましたが、修理はできますか。
ひび割れが小さく、シェルが薄い箇所で、シェルの素材の劣化が比較的進んでいない年式のブーツであれば、修理ができる場合もございます。修理はシェルと同じ素材を用いて、ひびが入った部分を溶接のように補修します。
ブーツの着脱の際に、ロワシェルの合わせの部分が交差したり、インナーのタンが挟まったりすると、割れの原因になります。レース用など一部の上級モデルでは、レース付きのインナーを履いた状態でシェルの着脱をする方もいらっしゃいますが、シェルに無理な力がかからないように気を付けていただければ、シェルの割れやインナーの傷みを軽減させることができます。また、アッパーシェルの第3、第4バックルの締め方が緩めで、脛部分の前傾が強めの方は、アッパーシェルがロワシェルに接する部分に過度な負担がかかってしまいます。シェル割れの予防のためにも、使用方法に気を付けてくださいますようお願いいたします。
ソールパッドが破損してしまいましたが、修理はできますか。
ソールパッドがスクリューで取り付けられているモデルで、交換用パーツがあり、シェルの素材の劣化が比較的進んでいない年式のブーツであれば、修理は可能です。ソールパッドが割れるケースの多くは、素材の経年劣化が原因であり、見た目には問題がなくてもシェルの劣化も進んでいます。製造から5年以上経過したブーツは、修理ができない場合がございますが、安全にスキーを楽しんでいただくためにもご了承ください。
バックルが破損してしまいましたが、修理はできますか。
ご使用していただいている製品と全く同じカラーやデザインのバックルが無い場合もありますが、シェル側に破損がなければ修理は可能です。
一部の上級モデルは、直ぐに交換できるようにバックルがスクリューで取り付けられていますので、スペアパーツを購入していただければ、サービスセンターに修理に出していただかなくてもバックル交換ができます。スペアパーツは、アトミック取扱店から注文していただくか、アメアパーツセンターのオンラインショップでも販売しております。
パーツを紛失してしまいましたが、修理もしくは購入することはできますか。
スクリューで取り付けられているパーツの多くは、スペアパーツで販売されています。スペアパーツに無いものでも、修理対応ができる場合がありますので、アトミック取扱店もしくはアトミックメンバーズサイトの「お問い合わせ」からご相談ください。
カントや前傾、フレックスなど調整できる箇所のパーツは、スクリューで取り付けられています。また、上級モデルを中心にバックルやパワーベルトなども、直ぐに交換できるようにスクリューで取り付けられています。ブーツには滑走中に強い力がかかりますし、振動や水分、汚れなどにより、スクリューが緩んでしまうことがありますので、定期的な確認、増し締めをしてくださいますようお願いいたします。
シェルの中敷きが割れてしまいましたが、修理もしくはパーツ販売はしていますか。
シェルの中敷きは、フットベッドやブーツボードと呼ばれるパーツです。フットベッドが割れてしまった場合は、修理ができませんので、パーツを交換することになります。販売年度から5年以内のモデルのフットベッドは、全てではありませんがパーツ販売をしております。パーツ販売をしていないものでも、修理対応用のパーツがある場合がございますので、アトミック取扱店もしくはアトミックメンバーズサイトの「お問い合わせ」からご相談ください。
取り出したインナーをシェルに戻す際に、フットベッドがシェルの中でずれているままインナーを入れてしまうとフットベッドが割れる原因となります。また、レース用など一部の上級モデルでは、レース付きのインナーを履いた状態でシェルの着脱をする方もいらっしゃいますが、シェルの中でフットベッドがずれたまま履いてしまうと割れてしまいます。お取り扱いに気を付けてくださいますようお願いいたします。